女だって、どうしてもエッチしたくなるときがあります。体が火照ってしまい、どうしようもなくなってしまうのです。
昨日のわたしは、まさにそんな状態でした。彼氏と別れて1ヵ月が経ち、禁断症状のようなものが出たのかもしれません。夜の9時ごろになって、どうしても人肌が恋しくなり、新宿まで電車で出かけました。
ナンパしてもらうのを期待しました。そして、新宿に着いて30分ほど経ったときです、コマ劇前の広場に座っていたら、ひとりの中年男性が声をかけてきました。
「お姉さん、何してるの?」
「……ええ、ちょっと」
「よかったら、その辺で1杯飲まない?」
正直、まったく好みのタイプではありませんでした。腹の出た中年。一緒に飲みに行きたいとは、まったく思いません。ただ、そのいかにもスケベそうな顔に、この人はどんないやらしいセックスをするのだろう、と興味を持ってしまいました。
「飲みはちょっと無理ですけど……」
「だめ?」
「エッチなら……エッチならしてもいいですよ」
「え、それは援助交際ってこと?」
「お金なんていりません。そこまでプライド捨ててないです」
オジサンは驚いた顔をしましたが、曖昧な笑みを浮かべ、「じゃあ、近くのホテルに行こうか」と歩き出します。わたしも遅れまいと、その横に並びます。
「君、名前は?」
「京子です」
「京子ちゃんかぁ。いくつ?」
「21です」
「エッチが好きなの?」
「好きといえば、好きです」
オジサンはニタニタして、わたしの手を握ってきます。そして、「京子ちゃん、かわいいよ」と、若い女性には絶対に好かれない笑みを浮かべました。
ホテルの部屋に入るなり、オジサンはキスをしてきました。私の唇をちゅうちゅうと吸い、舌を絡ませてきます。歯茎までベロベロと舐められました。なんて、ねちっこいキスなのでしょう。「こんなオジサンとキスするなんて!」と私は興奮してきました。
オジサンはキスをしたまま、ブラウスの上から胸をやんわりと握ってきました。荒々しい手つきから、オジサンの興奮が伝わってきます。キスをやめ、ブラウスのボタンをひとつひとつ外します。嬉しそうな顔で、ブラジャーも剥ぎ取りました。
「わぁ、綺麗なオッパイだ」
「そんなことないですよぉ」
「いや、綺麗だ」
オジサンは乳首に吸いつきました。ちゅぱちゅぱと音を立てて、甘がみを交えながら激しく吸います。
「んはぁっ、やぁっ、あぁんっ」
わたしは声を洩らしました。あまりに気持ち良すぎます。このオジサンは相当なテクを持っているようで、正真正銘のエロおやじだと思いました。
「どれどれ、こっちも喜ばせてあげないとなぁ」
そう言うとオジサンは、スカートのホックを外します。はらり、とスカートが床に落ちると、パンティを膝まで下ろしました。
太い指がクリトリスの周辺をまさぐります。決して強すぎず、そして弱すぎもしない、絶妙な力の入れ具合です。「京子ちゃん、ビショビショだよぉ」とオジサンは言い、クリトリスを集中的に刺激してきます。私は膝がガクガクし、腰をよじります。
「あぁんっ、もうだめぇっ、やばいよぉっ、やばいよぉっ」
指が肉溝に当てられ、ゆっくりと秘穴の中に挿いってきました。美しさのかけらもない短い指なのに、膣の中で繊細な動きをします。快感が体中をかけめぐりました。
「あはぁっ、気持ちいいっ」
「じゃあ、これはどうだ?」
膣の中を、指がかき回します。ぶちゅっぶちゅっ、と穴から卑猥な音が洩れます。わたしは直立していられなくなり、腰を折りました。それでも愛撫はとまらず、今度はGスポットを集中的に攻撃してきました。
「もうだめぇー! だめぇー!」
わたしは絶叫し、床にへたりこみました。気付くと、口から涎が垂れています。
「もう、立ってられません」
「じゃあ、俺も気持ちよくしてもらおうかな」
そういうとオジサンは、ズボンとブリーフを下ろしました。
「んまあ!」
わたしは声を上げてしまいました。オジサンの黒々とテカッたペニスは、目を瞠るものがありました。
「大きいっ」
「舐めてごらん」
ゲテモノを口にするような気分でしたが、わたしは大きく口を開いてペニスを咥えました。口内でピクピク動くペニスを、ゆっくりと出し入れします。同時に根本を、手でしごいてあげました。
「気持ちいいよっ。京子ちゃんのフェラチオ、最高だよぉ」
オジサンは上ずった声を上げます。しばらくフェラを続けてあげると、おじさんは満足そうに「もういいよ」と言いました。
「そろそろ挿れちゃおうか」
わたしをベッドに寝かせると、オジサンは上半身の服を脱ぎました。お腹がぽっこりと出ていて、全身が毛で覆われています。
「じゃあ、挿れるよ」
黒くておっきなペニスが、わたしの中に挿いってきました。
「んあぁっ! おっきいっ」
一瞬で頭がおかしくなりそうでした。こんな毛むくじゃらのオジサンにペニスを挿入されてるわ! こんなにおっきいの挿れられたらオマンコが壊れちゃう! といろいろな思いが頭をかけめぐります。
「京子ちゃん、ヒダヒダがチンコに絡まるよぉっ。名器だよぉ」
オジサンも呻いています。共鳴するかのように、2人で野獣のような喘ぎ声を発します。わたしは、自分が“メスになっている”と強烈に感じました。そのときのわたしは、欲望に身をまかせた犬畜生に他なりませんでした。
2人でほぼ同時に絶頂を迎えました。「はぁっ」と声をあげてオジサンは射精し、わたしは「あぁぁぁぁ!」と叫びながらそれを膣で受け止めました。
しばらくは、意識が混濁して動けませんでした。ニタニタしているオジサンの脇で、呆けたように横になっていました。
このエッチのことは友達にも言えません。気持ち悪いオジサンにナンパされてエッチした、なんて噂になったら生きていけませんから。